誤食した場合の対応は食べた物、食べた時間などで対応が異なります。食べた物が毒性がなく消化される物であれば経過観察になりますし、毒性または鋭利なものでは胃洗浄または開腹などの処置が必要になります。また、誤食して1時間以内なもので鋭利でないものは、吐かせる処置を行ったりします。
上は1歳の猫のレントゲン写真です。約1日前に携帯のイヤホンジャックのカバーを食べたということで来院されました。カバーに金属のピンがついていたのでレントゲンで確認することが出来ました(比較のために同じピンを上に置いてあります)。写真では針状に見えますが、幸いピン自体は鋭利でなかったのと、胃を通って腸の方に流れていたため、経過観察(もちろん元気食欲があったので)となりました。翌日、便と一緒に出たとの報告を受けました。