愛犬と幸せに暮らすために必要なことは健康であることですが、次に求められるのは誰からも愛されるということです。それは外見だけでなく、犬の内面や態度が重要になってきます。また、様々な状況で愛される存在になることは飼い主である家族だけでなく、犬自身の幸せにもつながります。そのために必要な要素は大きく分けて2つあり、社会化と習慣化がこれに当たります。まず、社会化とは家族以外の人間や動物に慣れることです。そして、習慣化とは環境中の様々な騒音や刺激、車や電車での移動、キャリーバックに入ることなど様々なストレスが刺激にならないよう慣れることです。これらは犬じしんの持つ犬種的な特性も大きな要因になりますが、様々な場面・状況を経験することが大切です。また、基本的なしつけ(トイレトレーニングやハウストレーニングなど)も重要になります。一般的にこういった社会化や習慣化に重要な時期は4〜14週齢と言われており、その後6ヶ月齢程度まで継続しないとしっかりと身につきません。若齢時はワクチンや初めての生活など戸惑うことも多いと思いますが犬と人双方が幸せにも生活していく上では社会化や習慣化も無視できない重要な要因です。中々個人単位ではトレーニングなど難しい場合も多いのでワクチンや健康診断などで合わせてご相談させていただけたらと思います。ご不明な点があれば当院にご連絡下さい。