P9020484.JPG帝王切開をおこない、子犬を取り上げた後の拡張した子宮(犬種 チワワ)

小型犬(チワワなど)や短頭種(ボストンテリア、フレンチブルドックなど)ではたびたび難産になる可能性があります。難産になってからでは産道内で圧迫を受けたけた子犬は死産となる確率が高いです。そのリスクを回避する為、陣痛が始まったら帝王切開をおこない、子供を取り上げます。犬の場合、妊娠期間が短いので、陣痛が来る前に帝王切開をおこなうと、胎児が十分に育っていないことがありますので、陣痛がみられてから帝王切開をした方が元気な子供が生まれる可能性が高いです。またお母さん犬に麻酔をかけますので、子犬にも麻酔の影響があります。なるべく少ない麻酔で手術を行うことも重要になってきます。

P9020488.JPG無事生まれた3匹の子犬