あけましておめでとうございます。

昨年、当病院で6匹の仔犬が産まれました!すくすくと大きくなり現在もまだ成長中です!

PC165536.JPGそこで今回は仔犬のお散歩デビューまでに必要な予防や飼い方について説明したいと思います。

①ワクチン

ワクチン接種は子犬を病気から守る上で、極めて有効な手段です。

子犬は環境の変化や親犬との離別によるストレスなどで様々な病気を発症するケースがあります。特に子犬の死因として多いものが犬システンパーや犬パルボウィルスなどの感染症です。

当院では以下の疾病が予防できる8種ワクチンおよび6種ワクチン(レプトスピラ種を除く)を取り扱っており、チワワやダックスフンドなどのアレルギーを起こしやすい犬種の子たちには6種をお勧めしています。

犬ジステンパー
犬パルボウイルス感染症
犬アデノウイルスI型感染症(犬伝染性肝炎)
犬アデノウイルスII型感染症(犬伝染性喉頭気管炎)
犬パラインフルエンザ
犬コロナウイルス感染症
犬レプトスピラ病黄疸出血型
犬レプトスピラ病カニコーラ型

ワクチンの接種時期は生後42日~60日を第1回目とし1ヵ月おきに計3回となっています。(地域や状況によりことなることがあります。)

最後のワクチンから1週間ほどしたらお散歩にもでかけることができます!

またもう一つ、接種しなくてはならないワクチンとして狂犬病のワクチンがあります。これは生後3か月以降の犬は接種しなければならないと法律で定められており、ドッグランやペットホテルを利用する際にもこれを接種した証明書が求められることがあります。

②ノミ・マダニ・フィラリア予防

春先から初冬にかけては、ノミ・マダニ・蚊が現れます。

ノミ・マダニは犬の体に寄生し吸血を行います。ひどいものになると、吸血による貧血を起こすことあります。また皮膚に寄生するのでアレルギーを引き起こすこともあります。

また人間にとっても大敵な蚊は、犬においては(人間もですが)フィラリア症という心臓に寄生することにより血液循環を阻害し、死に至る病気を引き起こします。

地域により異なりますが当院では5~11月の予防をお勧めしています。

お薬は飲み薬、体に直接つけるものから使いやすいものを選んでいただくことができます。

③ご飯、しつけ

ご飯は大体6~7ヶ月までは一日3回、6~7ヶ月すぎてからは朝晩の二回に減らしていくと良いでしょう。

またトイレトレーニングやしつけに関しては、根気強くしてあげましょう。近道はありません(笑)

簡単になりますが、以上です。新しい家族を迎えられるときに参考になれば幸いです。