椎間板ヘルニアとは椎間板の変性に続いて起こる脊柱管内への椎間板・椎間板物質の突出・逸脱によって引き起こされる病気です。犬の神経疾患で最も多く経験される病気の一つで、生涯発生率は3.5%とも言われています。
症状は、軽度では疼痛から重度では後肢の麻痺までと多岐に渡ります。
一般的に発生が多い犬種にはミニチュアダックスフントが有名ですが、同じ犬種のグループとしてビーグルやシーズーなどの軟骨異栄養犬種やシェパードやゴールデンレトリーバー、グレートデンなど非軟骨異栄養犬種があります。上記の症状に該当する犬種は様子を見ずになるべく早くの来院をお願いします。診断はもちろんですが、椎間板ヘルニアが疑われる場合、早期の治療が予後に大きく関わるケースがありますので、よろしくお願いします。
写真は今回はセミナーで訪れた関西の尼崎駅です。意外に大阪から近かったのと(快速で一駅でした)、あまり聞きなれない地名でしたが、非常に綺麗で住みやすそうな街でした。