院内設備
全自動血球計算機
血液中の赤血球、白血球、PCV、血小板の分類などを測定し、炎症や貧血の有無を確認したり、動物の状態を評価するに当たって最も重要な基礎データを得る機器です。
IDEXX Vet Test
血液中に含まれている様々な成分を分析して病気の診断、治療の判定、内臓機能の評価などを調べることができます。複数の項目を組み合わせて測定することで、目に見えない体内の変化を少量の血液で調べられます。
Fuji ドライケム800
血液中の電解質を迅速に測定する機会です。脱水による電解質バランスの異常や、中高齢で起きやすい代謝異常による病気を調べることができます。
レントゲン診断装置
骨折や骨疾患といった整形外科疾患の診断だけでなく、循環器疾患や消化器疾患の診断に利用する装置です。動物用の装置を採用していますので、小型犬や猫から大型犬まで幅広く対応できます。
FCR
レントゲン装置にて撮影した画像をパソコンに取り込み、映し出す装置です。従来のフィルム上ではできない写真の拡大やコントラストの調節など飼い主様にもレントゲン撮影の結果がよりわかりやすくご説明できます。
超音波検査(echo)
体の表面から耳には聞こえない超音波を当て、体内の組織から反射したエコー(こだま)を画像に映し出す装置です。痛みはほとんどありません。放射線の問題もなく、繰り返し行うことができる検査です。腹部臓器の評価だけでなく、心臓や血流の評価にも使用しています。
内視鏡
お腹を切ることなく、消化管内の状態が確認できる装置です。下痢や嘔吐の原因となる異物の摘出だけでなく、胃や腸の内部を確認することで粘膜の異常や腫瘍の早期発見も可能な装置です。
心電図
心臓の電気的な活動の様子をグラフの形に記録できる装置です。不整脈等の心疾患の診断や治療判定に使用します。
顕微鏡
肉眼での確認出来ない細菌や真菌、寄生虫の有無から、身体を構成する細胞、また腫瘍細胞を検出するのには欠かせない装置です。確認できるのは極々微小な存在ですが、診断の決め手にもなりえる重要な機器です。
動物麻酔モニター
人間の手術モニターと同様に心電図・心拍数・呼吸数・血圧・体温・呼気ガスモニー・麻酔ガス濃度・パルスオキシメーターなどを監視することができます。人工呼吸器とあわせてより安全に麻酔を行うことができます。
遠心分離機
回転時生み出される遠心力により、様々な物質を分離する機械です。コンパクトな装置ですが、血液や尿などを遠心分離することによって、様々な物質を検出する補助ができる機器です。
酸素室
密閉性の高い部屋になっており、室内と比較して、より高い酸素濃度を維持できる構造になっています。呼吸器疾患や緊急性の高い患者さんに使用します。
酸素濃縮器
空気中の酸素を濃縮することによって高濃度の酸素を生成することができる装置です。電気と空気があれば、酸素の濃縮が可能です。当院ではこの他にも純酸素のボンベを設置しています。
近赤外線治療器
「近赤外線」という生体深達度の高い特殊な波長帯の光を照射する機器です。鎮痛・消炎効果に加え、自分で病気を治そうとする能力を引き出す効果がある理学療法治療器です。
分包機
飲み薬を一回分に分けて1包み毎に分けられる機械です。動物の場合、患者さん毎で体重差がかなりあるため、その患者さんに合わせた量の飲み薬を一回分ずつに分けて処方できる機械です。
マイクロバブル発生装置
人工的に炭酸泉を発生させる装置です。トリミングで主に使用しています。毛質を良好に保つだけでなく、洗浄効果も高いです。また皮膚の血流増加や、新陳代謝の活性化による治療効果も期待できます。